神経がないのに痛む歯の謎

20代のころ、懇意の歯医者さんで治療をしていたところ、神経を除去済みにもかかわらず、いつまでも痛みが残る奥歯が1本だけありました。芦屋の歯医者をどうしても話題がそちらへ根幹治療(神経除去)はその歯科医で終えており、念のため2回、3回と神経の孔を掃除してもらいましたが、なぜか痛みは残ったままでした。先生から何度も「思い込み(幻痛)ではないのか」と言われましたが、忘れようとしても痛いものは痛く、いっぽう歯茎は健康そのもの。今里のあの歯医者なら人気の東成区の中でも特にあらゆる角度からレントゲン・CTを撮ったものの、神経が途中で断絶し残っているようなこともなく、まれにみられる症例で神経が枝分かれして歯根内に残っているということもないとのことでした。あの評判の歯医者で矯正を芦屋で行うといえば「ではどうするのか」と散々先生や歯科衛生士さんを悩ませた挙句、先生がとった秘策は「超強力な薬剤で目に見えない残った神経を殺す」というものでした。私は歯科知識がないので、その薬がどういうものか分かりかねましたが、かなり高価なチューブ入りの塗り薬状のものだったようです。機関から取り寄せていただき、丹念に歯根内に繰り返し注入。この歯並びでは今里でもどこでもとはそのうち、徐々に痛みは和らぎ、治療の半年後くらいにはようやく完全に痛みが除去できました。先生は「こんなに厄介な患者は初めてだ」と笑っておられましたが、とても満足そうでした。この評判の審美歯科では東京のどこかしこと私はというと以降そのような症状はほかに現れず、気持ちよく毎日しっかり噛めています。