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矯正一年!心が軽くなる瞬間
歯列矯正を開始して一年。この期間は、単に歯並びが物理的に変化するだけでなく、私の心にも大きな変化をもたらしてくれました。幼い頃から、私は自分の歯並び、特に前歯のわずかな重なりと、笑った時に見えるガタつきがコンプレックスでした。人前で大きく口を開けて笑うことにどこかためらいがあり、写真を撮られる際も、無意識に口元を隠すような仕草をしていたように思います。そんな私が歯列矯正を決意したのは、やはりこの長年のコンプレックスから解放されたいという強い思いがあったからです。治療開始当初は、装置の痛みや見た目への慣れなさに加え、「本当に綺麗になるのだろうか」という不安が常にありました。食事の制限や毎日の念入りな歯磨きも、正直なところ面倒に感じることも多かったです。しかし、数ヶ月が経ち、鏡を見るたびに少しずつ歯が動いているのを実感できるようになると、その苦労が喜びに変わり始めました。そして一年が経過した今、私の口元は明らかに以前とは違います。気にしていた前歯の重なりはほとんどなくなり、全体のアーチも綺麗に整ってきました。先日、友人と食事に行った際、何気なく笑った瞬間に「あれ、歯並びすごく綺麗になったね!全然印象が違う!」と言われたのです。その言葉が、私にとっては何よりも嬉しい褒め言葉でした。以前なら、歯並びを指摘されることに少し敏感になっていたかもしれませんが、その時は素直に喜びを感じ、矯正を始めて本当に良かったと心から思いました。それ以来、人前で話すことや笑うことに対する抵抗感が格段に減り、以前よりもずっと積極的にコミュニケーションを取れるようになった気がします。写真を撮られるのも、今では楽しみの一つです。口元を気にせずに自然な笑顔を作れるようになったことで、自分に少し自信が持てるようになりました。この一年間、矯正装置と共に過ごす中で、確かに不便なことや辛いこともありましたが、それ以上に得られたものは大きかったと感じています。見た目の変化はもちろんですが、長年のコンプレックスから解放され、心が軽くなったこと。これが、歯列矯正一年を経て私が手に入れた最も価値のあるものかもしれません。まだ治療は続きますが、ゴールに向けて前向きな気持ちで取り組んでいけそうです。