矯正中の磨きすぎ体験談!私が学んだ歯磨きの大切なこと
念願の歯列矯正を始めた当初、私はとにかく虫歯を作りたくない一心で、毎食後ものすごく時間をかけて歯を磨いていました。力を入れてゴシゴシ、歯ブラシの毛先が開くのもあっという間。自分では「完璧!」と思っていたのですが、ある日の調整日、歯科衛生士さんから「少し歯茎が赤くなっていますね。もしかして、強く磨きすぎていませんか?」と指摘されたのです。自分では丁寧にケアしているつもりだったので、正直ショックでした。詳しく話を聞くと、力を入れすぎると歯茎を傷つけて炎症を起こしたり、長期的には歯茎が下がってしまう原因にもなるとのこと。特に矯正装置の周りは汚れが残りやすいため、意識が集中してしまいがちですが、ゴシゴシ磨きは逆効果だと諭されました。それからは、衛生士さんに教えてもらった通り、歯ブラシをペンを持つように軽く握り、小刻みに優しく動かすことを意識しました。タフトブラシや歯間ブラシも積極的に使い、装置の隙間やワイヤーの下など、届きにくい部分の汚れを効率的に落とすように心がけました。最初は物足りなく感じましたが、慣れてくると、以前より短い時間でスッキリ磨けるようになり、歯茎の赤みも引いていきました。この経験から、歯磨きは時間や強さではなく、適切な方法で丁寧に磨くことが何よりも大切だと痛感しました。矯正治療は長い道のりですが、正しいケアを続けて、健康な歯と素敵な笑顔を手に入れたいと改めて思っています。